胴縁製作の流れ 2025.04.23
- 大森鉄工所
- 6月9日
- 読了時間: 2分
こんにちは、大森鉄工所です!
今回は、「胴縁」の製作風景をご紹介します。
胴縁は、建築現場では「裏方」ともいえる存在ですが、実はとても重要なパーツです。
しかも、1物件あたりの製作本数が非常に多く、しかも短納期で求められることが多いため、製作する側にとってはスピード・精度・段取り力すべてが問われます。
■ 製作物の概要
今回製作したのは、リップ溝型鋼(Cチャン)と角パイプタイプの胴縁で、約1600本!
■ 胴縁製作の流れとポイント
加工図 → 間違いがないのか確認しつつ、1つ1つ加工図を作成。
材料取りと寸法チェック → 本数が多いため、材料段階から無駄が出ないよう計算しながら切断。
切断・孔あけ加工 → 同じ寸法でも、開口位置が違うため1本ずつ図面と照合。一括加工できる部分と、個別対応が必要な部分を分けて効率化しています。
ネコ取付加工 → 一部の胴縁には、梁や柱、または胴縁同士を固定するための「ネコ」を溶接で取り付けます。これは胴縁本体とは別部材を溶接・仮付けする作業で、現場での施工をスムーズにし、胴縁の位置ズレを防ぐ効果があります。図面をもとに取り付け位置・方向を間違えないよう、ベテラン職人がチェックしながら進行。
仕上げ・梱包 → そのまま現場にわたせるように工区または通りごとに仕分け・梱包。本数が多く、現場での混乱を避けるため、わかりやすい記号・色分けで管理。これにより、現場での組み立てスピードも向上します。
■ 製作時の工夫
今回の製作では、以下のような工夫を行いました
工場内での加工するスペースを確保しやすくするため、材料を複数回にわけて入れてもらう
ミスを減らすため、加工図製作工程と材料切断工程でのWチェック
現場を考慮した胴縁の梱包
■ 製作風景
角パイプ切断材料
Cチャン切断、孔あけ
ネコ取付
完成した梱包品
■ まとめ
胴縁製作は、「早く・多く・正確に」という要求が非常に高いです。
見えない部分こそ、品質と段取りが現場の信頼につながると私たちは考えています。
大森鉄工所では、短納期でも高品質な製品を安定して提供できる体制を整え、職人一人ひとりが責任を持って作業しています。
お問い合わせ
ご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
今後とも大森鉄工所をどうぞよろしくお願いいたします。
今日の社長家族の愛犬のバルくんです。

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